ネコ引っかき病は、人がネコに引っかかれたり噛みつかれたりした後に発症します。
主な症状は、ネコに引っかかれたりかみつかれたりした後、10日から2週間ほどで
リンパ節が腫れてきます。
手の傷なら脇の下から首にかけて、足の傷ならももの付け根のあたりが腫れ、全身
がだるくなったり関節痛を引き起こします。
重症の場合は38度前後の熱が出て、数カ月続くこともあるといわれています。
原因はリケッチアという細菌とウイルスの中間に位置する病原体であることが、
1992年に分かりました。
この病原体を持つネコの血を吸ったノミが体内で菌を増殖させ、そのふんを爪や歯に
つけたネコがさらに別のネコや人に感染させると考えられています。
患者さんは、「とにかくリンパ節が腫れて」と訴えて病院を受診されます。
テトラサイクリン系の抗生物質が良く効くのですが、そうと気付かずに違う診断をする
恐れもあります。
難しいのは、目に見えないような小さな傷でも感染することです。
ネコを飼っている人は、医師に伝えておくと役に立つかもしれません。
予防のための最も良い方法としては、ネコを大事に扱うことです。
そうすれば、引っかかれる危険は減少します。
野良ネコをむやみに触らないことも大事ですが、飼いネコも外でほかのネコと接触
する機会があります。
近年では、ペットを家族の一員として、心の支えとしている人もいます。互いの健康
と良好な関係を保つためにもペットをかわいがることが大切です。
