猫は、三毛ネコ、ぶちネコ、黒ネコ、白ネコ、ペルシャネコ、シャムネコ・・・と多種多様
です。
毛色や模様による分け方や猫の種類による分け方など呼び名はいろいろありますが、
私たちのまわりにいる猫はすべて、正式には「イエネコ」と言います。
イエネコとは、ネコ科の小型哺乳類のなかで人間によって家畜化されたものを指しま
す。
それ以外の野生のネコ科の小型哺乳類は「ヤマネコ」と呼ばれ、世界に40種類近く
います。
飼い主のいない野ネコ(いわゆるノラネコ)は野生に近い暮らしをしていますが、ヤマネコ
とは違います。野ネコもイエネコと同じ特徴を持つれっきとしたイエネコです。飼い主を
失ったイエネコが野生化したものが野ネコです。
イエネコの祖先は、紀元前600~200年のものと考えられているエジプトのピラミッド
から、190体もの猫のミイラが発掘され、このうち、3体を除いたすべてがリビアネコだと
鑑定されました。
このことから、イエネコの祖先はリビアネコというヤマネコだといわれています。
リビアネコはアフガニスタン、アラビア半島、北アフリカなどに分布するヤマネコで、体格は
イエネコとほぼ同じです。
古代エジプト文明の発達とともに、リビアネコの住める区域が狭くなり、自分の縄張りを
持てない弱くて若い猫が人の生活区域近くにあらわれるようになったことが、家畜化の
始まりだろうと考えられています。

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