猫は音もたてずに、ひっそりと歩きます。
人間のようにバタバタ歩いていては、獲物に気づかれて狩りができません。
音のあるなしだけでなく、猫の歩き方をよく見ると、人間とはずいぶん違うことに
気づくはずです。
猫は、人間でいうとつま先立ちで歩いてます。
地面についている部分の上にある、肘のように曲がった部分は、足の踵に当たり
ます。
人間も走るときにはつま先立ちになるように、猫がつま先立ちでいるのは走るのに
便利だからです。
そのかわり、長距離を歩くのはとても苦手です。
つま先立ちになった猫の足の地面につく部分には、肉球という弾力性に富んた
特殊な組織があります。
梅マークのようなやわらかい肉球は、歩いたり走ったりしたときに足に伝わる衝撃を
やわらげる、クッションの役割を果たしています。
この肉球のおかげで猫はひっそりと音を立てず歩くことができるのです。
また肉球には汗腺があり、汗が肉球に適度な湿り気を与えるため、滑り止めの
役目もあります。
猫は不安定な場所でも器用に歩いて渡っていくことができるのも、足をつけている
場所の感覚が、敏感な肉球に伝わるからなのでしょう。

コメントする